桜もそろそろ散ってしまう時期。
なんか寂しいですね。
今から、42年前私が八王子市立第2小学校に通い始めた小学校1年生のこの時期。
第2小学校には、たくさんの桜の木があったのだ。
そして、入学式の時にそれはそれは綺麗な桜が咲いていたのを覚えているのだ。
多分当時は、4月の学校が始まった頃が桜の満開の時期だったんではないか?と思うのだ。
桜の咲いている木を感じた初めての経験だったのだと思う。
そんな事を思い出していると、その当時の恥ずかしくも懐かしい出来事を思い出したのだ。
それは、小学校1年生になって授業の中で初めて出された課題で『お父さんの事を書きなさい』と云うものだった。
私は、何のためらいもなく父に対して思っている事を書いて提出をした。
すると数日後、初めての学級新聞みたいなものを担任の尾藤先生が配りながら、私の事を呼んでひとこと言ったのだ。
『しらやなぎ君の書いたお父さんの事載せたからね!』
と笑いながら言ってきたのだ。
私は、
『なんで笑うんだろう?』
と思いながらも
『なんて書いたんだっけ?』
とその配られた学級新聞をみて赤面をし、恥ずかしさを覚えた。
そこには、こう書かれていたのだ。
『ぼくのおとうさんは、しょくじのときにおならをします。』
しらやなぎ まさふみ
子ども心にこういう風に学級新聞に載せるなら『載せる可能性があります』とか、載せる前に許可をとるなりひとこと言ってくれても良いんじゃないかな~?と担任の尾藤先生を少し恨んだ覚えがある(笑)。
と云う事で、とてもとても恥ずかしい学級新聞を持って家に帰る事となったのだ。
まず、母にみせると一言。
『バカ!恥ずかしい。』
父は、
『本当の事だからしかたないじゃんか。』
と言って怒らなかった。
私は、少しその時にホッとしたことを覚えているのだ。
と云う私のせいで思いがけず世間に
『食事の時におならをする人』
として有名になってしまった父はそれ以降食事中におならをしなくなったのだ。(笑)
その後のしばらくの間、私は友達の家に遊びに行くと友達のお母さんからニヤニヤした顔で
『君がしらやなぎくん!この間の学級新聞みたよ!』
と云う心ない声を掛けられていたのだ。(笑)
まあ、今となりゃ恥ずかしい事と解りながら書いている度胸のある子供として見られていたのか?なんだかわからないのだが、是非、皆さんの廻りでこのような作文を書いてしまった子供がいたら知らないふりをして欲しいのだ。
42年も経っても忘れられないようなトラウマになってしまう子どもいるのだ!
と桜をみて思い出して一人笑っていたのだ。
それにしても何でそんな事書いたんだろう?
なぞだ。