恐怖症。
様々な恐怖症があるが、私は、子供の頃から、ある事を想像しては、
『うわ~っ、我慢出来ない!』
と一人恐怖で大声を出したりしていた。
どんな事かと云うと、洞窟とかを匍匐前進しているイメージの中、前後が土砂くずれで崩れて、前にも後ろにも行けずにしかも寝返りも出来ない!何て事を想像すると、『うわ~っ!』とパニックになるのだ。(笑)
そうなのだ!私は、閉所恐怖症なのだ!
これに近い状態は、日常ではあまりないが、近い状態になる時が前は良くあった。
未成年のあの頃の話。
出来るだけ乗らないようにしていたが、当時先輩の車に乗せてもらっている頃で2ドアのフェアァレディーで後部座席のあるものやセリカLB(リフトバック)の2ドアの後部座席にただでさえ狭いところに3人乗って走っている時に、『伸びがしたい!』なんて考えてしまった時は、『うわ~っ!』てなっていた。(笑)
自分たちが車を持つようになってからは、後ろのそんな狭いところには、極力乗らないようにしていたので、大丈夫になったが。(笑)
大人になり、そういう閉所を感じる時は、少なくなった。
私は、電車の混んでいる時や、エレベーターの混んでいる時に何故か閉所恐怖症は出ないのだ。
この閉所恐怖症の人って結構いて、私は自分がそうだったので、車で狭い席に座っている後輩達に、
『伸びしたくない?』
って意地悪な質問をしてきたのだ。(笑)
すると、10人に一人ぐらいは、
『わぁ~、辞めてください!自分閉所恐怖症!なんです。』
なんて、感じだったのだ!(笑)
そんな私、今日久しぶりに閉所恐怖症と闘ったのだ。
そう、それは、
MRI
10月に行った健康診断の再検査で、今日この恐ろしい機械に入ってきたのだ。
何でもない人には、何でもないだろうが、閉所恐怖症の私には、本当に恥ずかしいが、かなり狼狽えた。(笑)
今までも4回位このMRIを経験をしているが、その都度25~30分、初めから終わりまで目を開けないようにして、何とかやり過ごしてきたが、今日は、顔の処に顔が動かないようにする為なのか?プロテクターみたいなのを付けてスタートする感じになったのだ。
MRIをやった事がある人は、わかると思うのだが、この筒みたいな処に身体をちょとずつ入れながら検査をするのだ。
当然だが、その間は動いてはいけないので、身体を車のシートベルトみたいなもので固定される。
そして、30分位この筒の中で大きな磁気の音の中を身動きせずにじっとしていなければならないのだ。
『えっ?こんなの付けるの?』
と思った瞬間から、心臓バクバクいいだした。(笑)
よせば良いのに、ちょっと目を開けてしまった。
すると、もう駄目よ!
さすがに声には出さなかったが、心の中で
『うわ~~~って!』
なってしまった。
パニック状態だ。
冷静な感じを装って
『すみません、私、閉所恐怖症なんです!』
って伝えて、1回プロテクター取ってもらったのだ!
『閉所恐怖症じゃ無理かもしれませんね!』
と言われて、
『このまま帰っても仕方ないしなぁ!』
と思いながら、
『このプロテクターみたいなのしないとダメですか?』
って子供みたいに聞いてみたりしたけど、当然に付けなければダメと!
2~3分心落ち着かせてから、
『大丈夫です!やります!』
と言った後は、
『絶対目を開けない!』
と心に誓って、心臓のバクバクを抑えるために、鼻から息を吸ってゆっくり口から吐き出すと云う、心を落ち着かせる呼吸をずっとしながら、心を落ち着かせた。
心を落ち着かせた後は、
『寝ちゃおう!寝ちゃおう!』
と普段の眠りに入るみたいなイメージをつくったりしながら、30分を何とか乗り切ったのだ。
実際には、かなり不安定な感じにもなったのだが、何とか目を開けなかったので乗り切れたのだ。
このMRI検査を受けれたお陰様で診断の結果は、良いものだったのだ。
ありがたい、ありがたい。
って云う私の情けない閉所恐怖症のお話でした。
話は変わりますが、いろんな恐怖症がありますよね!
私の親友の奥さんは、先端恐怖症!
鳥の尖った口ばしや楊枝の先とかで、大騒ぎをしています。(笑)
また、宇宙人を想像するだけで、怖くて大騒ぎをしていた仲間もいたのだ。(笑)
周りから見ると、アホらしいかもしれませんが、本人は、本当にしんどいのだ。
皆さんは、こんな恐怖症はないですか?