『あれっ?上下違うスーツ着てきた?』
『上の上着は、少し濃いめのグレー』
『下のズボンは、薄めのグレー』
ってことは、
『あれっ!』
頭の中で朝からの情景が一瞬で通り過ぎる。
『やばっ。これってもしかしたらケツ破けてるズボンじゃない?』
と云う事を頭の中で考え、少し狼狽えながら銀行の方々をエレベーター前までお送りをした。
ご挨拶をして別れ、同席をしていた平澤取締役に
『やば~。俺スーツ上下間違えて着て来ちゃったよ!今気が付いた。』
と伝えると、
『まあ、そういうもんだと思えばそんな感じもおかしくないですよ。』
と慰めの言葉を貰ったのだが、肝心なのは、
『これから家に帰るまで他の人にケツが破けているのをバレない』
と云うミッションだ。
もちろん、この時も平澤取締役にもバレないようにしていたさ。
しかし、すでに朝から会議所のファッション都市協議会のクリエイション部会、東京八王子西ロータリークラブの例会と云う公式な場所にケツ破けズボンで参加をしていた訳だ。
しかも振り返れば、暑いからと上着を脱いでフラフラと歩いちゃったりという猥褻物陳列罪を無意識にしていたのさ。
ロータリーの例会では、いつも私のことを隠し撮りする秋間電設の秋間社長が隣に座っていたのだ。
今回のロータリーの例会でも数日前に偶然セブンイレブンで会った時に、私に声を掛ける前に私の隠し撮りをしていてその写真を隣に座った後にLineで送ってきたりしていたのよ。
これ本当の話だから(笑)
もしかしたら、この上下の色の違いのスーツ、そして、ケツの破けたズボンの写真を撮られてfacebookとかに上げられているかもしれない。
すぐに今日のパンツの色とケツが破けているのを確認しようと一度トイレに行ったのさ。
個室に入り、ベルトを緩め全く意味はないが、そお~っとズボンを降ろしていくとそこには、薄~くなって擦りきれているズボンを確認出来たのだ。
『やっぱりか~~~。』(悲)
この瞬間、かすかな望みは無くなった。
若しかしたら、破けていないスーツのズボンを履いているかもとの期待は、ここで断ち切られた。
しかし、幸いなことにパンツは黒だった。
これが、白みたいなパンツだったら、完全に目立っていたのではと思うのだ。
子供の頃のグンゼパンツをこの40年は履いていないで良かったぜ。
一日の行動でどこかで階段を歩いたとかを振り返って考えたが、会議所の会議は最初はエレベーターを使ったし、帰りは階段だが下に誰も居ないし居たとしても黄門様は見えないだろう。
ロータリーは、今日はたまたま行きも帰りもエレベーターを使っていたのだ。
普段は、大体エスカレーターを使っているのだ。
もし、今日上りでエスカレーターを使い、しかも後ろから秋間社長がいたら、かなり私のこれからの人生は暗いものになっていたかもなのだ。
その後は、外出はなかったので会社を出るまで自席にいる時はともかくそれ以外は、必ず上着を着て行動していた訳さ!
そして、家に帰りズボンを脱いでそのままそのズボンをゴミ箱に入れたのだ。
『恥ずかしかった~~~。』
と云うどうでも良いお話でした。
3日に亘って書くようなもんじゃないんだけどね。
誰か気が付いていた人いたかな?
すでに
『ケツ破けのシラ』
とか呼ばれてたりして。