『これって効いてんじゃない!さすがに骨折痛にも効くって書いてあるだけの事はあるわ!』
とその日から、毎日、腰まわりや背骨のまわりの筋肉にこの薬を塗るようになった。
すると、大分痛みが和らぐようになった。
ある晩、いつものように腰まわりや背骨にこの薬をぬり、自分の手で塗った腰を触った。
その後に、布団に入って寝ようとした時に、無意識に目を手で擦ってしまった。
すると当然に、目が染みて痛い!
『やべ~~、やっちまった!痛て~~~!』
すぐにトイレに駆け込み手洗いのところで顔を洗った。
『やばかった~。気をつけなきゃ!』
その時は、それで終わったが皆さんも痛みの想像はつく筈だ。
なんてったって、骨折痛に効く薬を目に入れたのだから。
次の日、会社に出かける前にいつものように入念に腰まわり、背骨のまわりに薬を塗った。
無意識に腰まわりを薬を塗った後に触っていた。
車に乗り、会社への道のりを走っていた。
ハンドルを握りながら、無意識に右手で目を擦った。
すると、直後に強烈の痛みが右目を襲い、目が開けられなくなった。
『やばい!またやっちまった!どうするか!激痛だ。』
なんとかセブンイレブンまで車を運転し、トイレの洗面所に駆け込み、目を洗った。
すぐには、痛みは治まらなかったが、入念に洗う事で段々と痛みは和らいでいった。
『また、やっちまった!本当に気を付けないと危ないな~。』
心に刻んだ。
しかし私はまだ、この後に起こる本当に恐ろしい事を予想すらしなかったのだ。
本当に恐ろしい出来事が起こったのは、その日の夜だったのだ!
つづく