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長野オリンピックの時、その後NO2


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長野オリンピックは終わったが、私は金策に追われていた。

そんな頃、会社に毎月送られてくる、ある生命保険会社の冊子に目を通していた。

『こういう冊子って中々見る時間無いんだけど、良い事書いてあったりするんだよね~。』

そんな気持ちで開いた冊子の中に、板倉雄一郎さんの著書『社長失格』と云う本が紹介をされていた。

『社長失格!正に今の俺だ!』

その時期の私にとって強烈に胸に突き刺さるタイトルだった。

すぐに本屋さんに行って購入をした。

そして、その日の夜に布団の中で読みだした。

すると、私はドンドンと目が覚めていった。

その理由は、この著者の方の考えと私が同じ考え方だったからだ。

物事のとらえ方や金融機関に関する感覚など…。

『その考えが同じ人がこうして会社をつぶしている。私も現在ピンチな状況だ。』

その考えが自然に緊張感をみなぎらせ目が冴えていった。

そして、その日の朝方までに一気に読み終えた。

『この同じ考え方を改めなきゃいけないんだ。』

そう心に思った。

今までも、それなりに本を読んでいたが、大体布団の中でいつの間にか寝てしまっていたものだ。

松下幸之助さん、盛田昭夫さん、稲盛和夫さん、本田宗一郎さんなど偉大な経営者の本を読んできたが、感動はしたが、この緊張感はなかった。

それ以降、私は社長の失敗に関する本を何冊も買い、読み続けた。

全ての本の会社をつぶしている社長と私の同じ考えや癖などが多く、同じように緊張をして眠れなかった。

『これは、不味い、この部分を直していこう。』

たくさんの反省点を見つける事が出来た。

経理のどんぶり勘定。
試算表の作成。
試算表、決算書の読み取り。
部下の指導の仕方。
金融機関との考え方。
飲み屋さんに出かける際の考え方。
酒の席の振る舞い。
社員との飲み会の考え方。
社長の振る舞いが会社の成績の全責任者としての自覚。

等々、上げればきりがない。

全てを改善することを決めた。

もちろん、自分では出来ていると思っていたことも振り返って絶対にそこの枠からはみ出ない習慣をつくっていった。

つづく
















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