4年前のソチオリンピックの女子フィギアスケートの浅田真央選手の演技は、私の母親の病院の病室で見ていた。
見ていたと言っても、午前4時を回っていて、個室だったが、音声も小さくしていて、画面で流れていたが誰も見ていないと云うのが正しい表現がもしれない。
私、妻、子供達、そして、亡くなつた私の姉の旦那さんと姪っ子と母を見守っていた。
ちょうど、4年前の今日、2月20日だった。
病院から、連絡があって、
『体調があまり良い状態でないので。』
との連絡を受けて、病院に行ったが、私が病院に着いた時には、もう意識がなかった。
母は、10年余いろんな病気を患っていたが、この数日は、肺炎を併発をして入院をしていた。
家族や姉の旦那さんに連絡をして、意識のない母のベットを囲みながら、私が場を重くしたくなかった事もあってテレビを点けた。
その際に女子のフィギアスケートが正に放映されていた。
朝方、5時過ぎまでいたが、容態も変わらなかったので、妻と次男の瑛人を病院に残して、家路についた。
すると、すぐに瑛人から連絡があって、容態が急変したとの事で急いで病院に戻ったが、母は亡くなっていた。
それが、4年前の今日。
生前に母は、私の父方の御祖父さんの命日が3月20日、御祖母さんの命日が8月20日、母方の御祖父さんの命日が2月4日、御祖母さんが8月2日そして叔父、叔母の命日が2のつく日が多いと云うのを話していたことがあった。
そういう母の命日が2月20日。
『どうせなら、2月22日にしてよ!』
って心の中で思ったっけ。
もう4年、早いものだ。