ご存知のように、国際線を使用する場合、どこの国でも最低、
①出国エリア立ち入り時
②身体・持ち物検査時
③入国審査時
と云う並ぶ可能性がある処を通過しなければならない。
通常ならば、搭乗1時間くらい前に来ていなければいけない処だ。
あと7分で搭乗が始まる。
搭乗が始まって15分位でほぼ乗客は乗り込むのが通常だ。
全てを22分で対応するしかない!
しかも、私が搭乗する予定の飛行機はANAだ。
通常、どの国の飛行場でも、その本国の航空会社は、入国審査場から近く、国外の航空会社は、入国審査場から遠いモノレールを使って行くような搭乗口が多い。
成田や羽田もほぼ例外なくそのようになっているのだ。
なので、ANAは香港では、遠くの搭乗口という事になるのだ。
靴擦れの足で走りながら、
『いつものように遠い搭乗口なんだろうな~。マジ間に合う為の最善を尽くす!』
と心で思いながら、ガードマンのいる出発エリアのチェックの処に到着する。
10人位並んでいた。
最後尾に並び、ガードマンのチェックを終えて、パスポートとモバイルの搭乗券を見せる。
ここだけで、2分のロス。
その後は、身体検査と持ち物検査だ。
ここは、4ルートあったが、どこも15人位並んでいる。
2泊3日の旅なので、小さめのバックなので全て手荷物にしている私は、初めからトレイの上にパソコン、液体類、小銭、ベルト等を載せた。
ここを通過するのに5分掛かって、既に搭乗時間の午後2時50分になっていた。
次は、いよいよ入国審査だ。
これが、一番時間が掛かる。
どの列を見ても25人以上並んでいる。
『これは、やばいな~。これだと最低30分は掛かるな!』
と思ったが、
『そうだ、この間、香港の eレーン (自動審査・パスポートと指紋認証) 登録をしたから、出国も出来るのかもしれない!香港に入国するのは eレーンを通れたから、出国も出来るかもしれない!』
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と、前回10月の終わりに香港に入国する際に eレーンを、ANAのマイレージクラブのPLATINUMを持っていると登録できる事を知り、この間登録しておいたのだ。
香港人民と書いてある誰も並んでいない e レーンに行って、パスポートを機械の読み取りの処にかざしてみた。
すると、ゲートがパッと開いた。
『やった!』
その次の指紋の認証の処に進んで機械に人差し指をかざした。
すると、すぐにゲートが開いた。
この最大の難関を1分程度で終えた。
奇跡だ!
入国審査を終えて、ボードで搭乗口を確認をすると、いつもよりかなり近い、モノレールとかに乗らないでも行ける割と近い処が搭乗口だった!
『やった!何とかなりそうだ。』
この時点で、2時52分位だ。
搭乗口まで約5分を走りに走った。
搭乗口に着くとまだまだ多くの人が並んでいたのだ!
『良かった~!間に合った~!』
めでたし、めでたし!と。
しかし、
飛行機に乗った私は、一人サウナに入っている位に汗だく状態だったのだ!(笑)
恥ずかしい!
みなさんもタクシーに乗った時は、忘れ物をしてはいけませんよ~。
特に海外では!
そして、
『何事も絶対に諦めてはいけないですよ!』
って云うお話でした。
それにしても、自分が全て悪いのだが、空港まで引き返してくれなかった女性のお客さんの顔を勝手に泉ピン子さんを想像している私がいるのだ!(笑)
長~い、長~いお話にお付き合いをありがとうございました。