風邪もだいぶ良くなって、汗かこうとサウナに。
サウナに着いてすぐに数回セットで入って、一度食事をする為に着替えて、酒抜きの夕食。
もう1カ月は、お酒を飲んでないのだ。
一休みして、また、サウナに入った。
私の他にサウナに入っている人は、ひとり。
私の1メートル位離れた左側に座っている。
一回のサウナに8分は入ることを決めていた私。
3分くらい経ったところで、隣の男が自分の体中に出た汗を手で拭う仕草を始めた。
最後に右手を思いっきり、頭の上に手をあげて右下の方向に振り下げた。
すると勢いよく私にその右手に溜まっていた汗が掛かった。
私は、顔をその男の方を向いて顔を見るが、その男は目をつむったまま、身体を揺らしている。
『わざとじゃあないんだから、怒っちゃダメ、怒っちゃ。』
と自分に言い聞かせて心のコントロールを始めた。
人間は何でも最初の6秒だけ我慢出来れば、怒りが収まるとこの間の日本ハムファイターズの前ヘッドコーチの阿井さんが講習の中で話をしてくれたばかりだった。
6秒以上過ぎて心の完全に落ち着いたところで、
『良かった、良かった。前だったら、ロクなことになってないなぁ。』
と自分を振り返り、自分のサウナの入っている時間だけに心を集中始めた。
すると、サウナに入って6分を過ぎたところで、隣の男がさっきのように身体から出た汗を両手で拭う仕草を始めた。(汗)
『また~~。』
そう思った瞬間にまた右手を上げた。
『マジ!』
と思った瞬間、右手を右下に振り下げた!
その瞬間に私の身体に無数の汗シュルケンが飛んできた!
その瞬間、
『チッ』
と舌打ちをしてしまった。
心のコントロールをする暇もなく、瞬間に反応してしまった。
相手の顔を見ると、さっきと変わらず目を閉じて、身体を揺らして暑さに堪える動作をしている。
『この野郎!わざとじゃあないからって、始末悪い野郎だなぁ。』
と怒りモードが湧き上がる。
『いけない。いけない。6秒6秒。こういうことからくだらない揉め事になってどのくらい無駄な争いをしてきたか!こんなことで怒っていたらダメだ、ダメだ』
と自分に言い聞かせていた。
『神様もこんな訓練して~。勘弁してくださいよ~。』
なんて、自分への神様の試練的な出来事に置き換えてこの状況を乗り越えようと努力して、
『神様のイ・ジ・ワ・ル!』
なんて完全にギャグに変えたところで、時計の針は8分を過ぎた。
『最低ラインの8分過ぎたし、そろそろ出るか!』
と思ったところで、隣の男がさっきのように身体の汗を両手で拭う仕草を始めた。
そして、右手を頭の上に上げた!
つづく
サウナに着いてすぐに数回セットで入って、一度食事をする為に着替えて、酒抜きの夕食。
もう1カ月は、お酒を飲んでないのだ。
一休みして、また、サウナに入った。
私の他にサウナに入っている人は、ひとり。
私の1メートル位離れた左側に座っている。
一回のサウナに8分は入ることを決めていた私。
3分くらい経ったところで、隣の男が自分の体中に出た汗を手で拭う仕草を始めた。
最後に右手を思いっきり、頭の上に手をあげて右下の方向に振り下げた。
すると勢いよく私にその右手に溜まっていた汗が掛かった。
私は、顔をその男の方を向いて顔を見るが、その男は目をつむったまま、身体を揺らしている。
『わざとじゃあないんだから、怒っちゃダメ、怒っちゃ。』
と自分に言い聞かせて心のコントロールを始めた。
人間は何でも最初の6秒だけ我慢出来れば、怒りが収まるとこの間の日本ハムファイターズの前ヘッドコーチの阿井さんが講習の中で話をしてくれたばかりだった。
6秒以上過ぎて心の完全に落ち着いたところで、
『良かった、良かった。前だったら、ロクなことになってないなぁ。』
と自分を振り返り、自分のサウナの入っている時間だけに心を集中始めた。
すると、サウナに入って6分を過ぎたところで、隣の男がさっきのように身体から出た汗を両手で拭う仕草を始めた。(汗)
『また~~。』
そう思った瞬間にまた右手を上げた。
『マジ!』
と思った瞬間、右手を右下に振り下げた!
その瞬間に私の身体に無数の汗シュルケンが飛んできた!
その瞬間、
『チッ』
と舌打ちをしてしまった。
心のコントロールをする暇もなく、瞬間に反応してしまった。
相手の顔を見ると、さっきと変わらず目を閉じて、身体を揺らして暑さに堪える動作をしている。
『この野郎!わざとじゃあないからって、始末悪い野郎だなぁ。』
と怒りモードが湧き上がる。
『いけない。いけない。6秒6秒。こういうことからくだらない揉め事になってどのくらい無駄な争いをしてきたか!こんなことで怒っていたらダメだ、ダメだ』
と自分に言い聞かせていた。
『神様もこんな訓練して~。勘弁してくださいよ~。』
なんて、自分への神様の試練的な出来事に置き換えてこの状況を乗り越えようと努力して、
『神様のイ・ジ・ワ・ル!』
なんて完全にギャグに変えたところで、時計の針は8分を過ぎた。
『最低ラインの8分過ぎたし、そろそろ出るか!』
と思ったところで、隣の男がさっきのように身体の汗を両手で拭う仕草を始めた。
そして、右手を頭の上に上げた!
つづく