4月の初旬頃から、私の両足は、すねのところが赤くなってきた。
なんかカブレたような症状だ。
たまに痒い感じもあるが、普段は何ともない。
『なんだろう?』
って思っていたけど、あまり気にせず過ごしていた。
6月の中旬くらいになると、かなり範囲が広がって足首やスネの全体に広がってきたので、
『マジこれ?俺なんか変な病気になってない?』
と少し、心配になってきた。
市販の皮膚病の薬を買ってきて塗ってみるが一向に治らない。
6月28日の経営計画発表会の準備などでそれ処でなかったが、終わった翌日からインターネットや家庭の医学とかで調べてみると、どうも皮膚病じゃなくて下肢静脈瘤と云う病気の症状に似ている。
●足のスネなどが赤くなり、かゆみを伴うことがある
●こむら返りがよく起る
などがもろに当てはまる。
『こりゃ、下肢静脈瘤だな!めんどくさいな~。でも重症になってからでは完治しないって書いてあるから早めに病院いってみよう。』
と八王子近郊の下肢静脈瘤の専門医を調べると日野の豊田駅前にある病院が有名とわかった。
7月1日の夕刻に時間が取れたので、診察をしに行った。
問診票に症状を書き込み、下肢静脈瘤の疑いを自己判断していること、こむら返りや赤くなったスネの症状などを書き込んだ。
診察では、エコー検査などで足の静脈の動きをチェックをした。
診察を終えると、先生が
『これは、下肢静脈瘤じゃないですね。大丈夫ですよ。』
あっさりと断言する。
『嬉しいような嬉しくないような』
気持ちになった。
心の中で、
『じゃあ、なんなんだこれは?珍しい皮膚病か?』
と思いながら、
『皮膚科に行った方が良いですか?』
と先生に尋ねると私の問いに
『そうですね。皮膚科に行ってみてください。』
あっさり。
翌日7月2日午後7時過ぎに皮膚科の予約が取れた。
『いろんな皮膚病の症状の写真みたりしたけど、これと同じ症状の写真ないんだよな~。皮膚ガンとかだったりして。前日の診断で皮膚の病気の疑いとはっきり先生言ってたし、なんだろう。』
そう思いながら、診察の順番を待った。
私の受付番号が呼ばれた。
診察室に入って、4月から症状が出た事やこむら返りの症状などから下肢静脈瘤の疑いで前日に病院に行ったことをズボンの裾をめくりながら先生に話をした。
先生は、椅子の背もたれによっかかりながら、私の話を聞いていたが私が裾をめくりあげてスネや足首に広がった赤色に変色した箇所を見せるとニヤリとしながら一言。
『典型的な乾燥肌です!』
『えっ!乾燥肌ですか?』
『はい。間違いないです。』
終了~~~~~~~~~。(笑)
『ぎゃはははhhはっはははっはh』
心の中で一人大笑いの私。
このまま帰るのもなんなので、
『先生そうしたら、ここになんか出来物があるのでとってもらえませんか?』(笑)
と10年位前に髭を剃った時に傷が出来てそこを何回も髭剃りで傷つけてしまったところに出来物が出来ていた。
口の左下のアゴの出来物を指さして恥ずかしそうに言ってみた。
『そうですね。とっちゃいましょうか?』(笑)
顔の出来物の処に麻酔打ってレーザーでとってもらったのだ!
家に9時近くになって帰ったが、前日からの経過を知っていた妻と娘が私の帰ってきた時の顔を伺っている。
暗い何か考え事をしている風にリビングの二人の顔をみながら、
『皮膚科で診てもらったら、なんかガンの疑いが~~』
と声を低く話をしだすと二人の顔色が変わった、
『疑いが~~ないんだって!乾燥肌だって乾燥肌!』
大爆笑で終わったお話でした。
チャンチャン”!