1ヶ月位前に、子供って云うのは父親より母親に対する想いが強い人が多いと先輩と話している時に言われた。
『父親が亡くなった時より、母親が亡くなった時の方が数倍つらかった。』
とも仰られていた。
『私も確かにそうだろうな。』
と思った。
残念ながら、私も5人の子供を持つ親としての立場があるが、多分子供達の想いは妻には勝てないんだろうと思っている。
母親って云うのは、そういうものだろう。
なんて、今からいじけていても仕方ないけどね(笑)。
私は、いざ母親が亡くなってみてどうだったかと云うと、
『父の時より悲しいとかの感情ではなく。
母の死の悲しさと正直ホッとしている自分がいるのだ。姉を亡くし父と母がいる中で実の子供として親孝行は私にしかできない状態の中で、意識的に大事にしてきたつもりだったが、万が一私が先に逝くような事があったりしたらと云う事などもあり、両親の死を看取れた事に本当に安堵の思いがある。父が亡くなり母も病気で入退院を繰り返していて、見る見る歳をとり老いて行く姿を見るのもつらいものがあったし、痛みを伴う病気の時は見ているのもつらかったからだ。』
最後の晩に病院から連絡があった時、
『延命処置をどうされますか?』
との看護師さんからの問いに、
肺炎時の延命処置の本人のつらさがあるので眠らせ意識を無くすなどの話を聞いて、
『これ以上苦しい思いはさせたくない。』
との判断をし、延命処置はしなかった。
その判断は、今でも後悔はしていない。
母もその判断を許してくれているだろうと思う。
今日は母に、ミックスサンドを買ってきたのだ!