床屋さんとか美容室に行くと思い出すお話。
いつも床屋さんとか美容室に行って、頭のマッサージの時に思い出すことがある。
今から、約30年前に私は美容室に通っていた。
そこは、当時の会社の役員AやSが行っていて、私もそれをキッカケに私もその同じ美容院に通い始めた。
その日は、髪を切ったりするのが、マスターで、頭を洗うのとその後の頭や肩をマッサージをしてくれたのが、いつもAを担当している女の子だった。
髪を洗い、頭のマッサージをしている時、ちょうど、上記の写真のように頭のてっぺんの両側を掴み、両手を斜め上に上げることを繰り返すマッサージをしている時に、その女の子が、急に笑い出したのだ。
鏡越しにそれを見た私は、
『どうしたの?』
と聞くと、笑いを堪えながら、
『あっ、すみません。ちょっと、Aさんの事を思い出して!』
と答えた。
『Aがどうしたの?』
『実は、Aさんにこの間、この動作の頭のマッサージをしていたら、急にAさんが、「ちょっと、やめてくれ!何か馬鹿にされているみたいだから!」って言われたんですよ!」 Aさんって面白いですよね!そんな事言う人いないですから!』
って、言われた。
『わはははははっつつはははh!』
と私は、それを聞いて、大爆笑した。
マッサージをされて、そんな事今まで思った事がなかったので、
『Aは、プライド高いんだな!』
って思った。
その後、私は、頭のマッサージをしてもらって、頭の上を両手で掴み両手を斜め上に繰り返すマッサージを受ける度に、この時の事を思い出すのだ。
『確かに普通の時ならば、馬鹿にしている動きかもしれないけど、マッサージをしてもらっている時に、そんな風に思わないよなぁ!』
って、一人心の中で笑っているのだ。